ネサフしていると、人様の日記等の文章は流行のネット用語や顔文字が氾濫していて面白いけど、自分が使いこなせる文句ではなくなっている=年取った。
ジェネーレーションギャップに近い引け目がありますね。リアルでもセンスのなさや流行に無頓着なところを昔から周囲に指摘されていて、ネットに入った当初は若さゆえの暴走黒歴史(思い出したくない)でネット用語もわりと使ってたと思うのですが…今じゃリアルと同じくらいそういう流行とは距離が出来てしまいました。まあ、キャラへの妄想度はまったく変わってないけど。
DTB2期でノベンバ返り咲きしてくれるかと夢見たときはありましたが、男女カプ強いですね、このジャンル。黒銀も好きだけど、どうせなら11×未咲が増えて欲しかった(笑)。私の中のノベンバが10年前の未咲さんに会いたかったと滅茶苦茶悔しがってます。女子高生!夏セーラー!スク水!ブルマブルマ!
あ、そうかパラレルを妄想すればいいんだ。海外から女子高へ転勤してきた英語教師ジャック・サイモン27歳(実はMI6エージェント)と女子高生委員長な未咲さん。体育祭はダッセえジャージも着こなす男と打ち合わせと称して二人っきりになってしまう未咲さん。ブルマが大ピンチ!
こんな妄想しといてアレですが、畳んでいるブツはドシリアス続き物のノベンバ受です。今回も終わらんかったのです…。近い内にまた背信者以外で小ネタでも更新できればいいなー。
予想外の相手の反応に呆気に取られてしまったのが油断の元で、一瞬の出来事だった。抵抗する暇もなくディケイドは押し倒されていた。
胸の上に体重をかけて圧迫されて呼吸が乱れたが、イニシアチブを取った男は意に介さず淀みない英国英語をディケイドへと降らせる。
「昔…一言一句変わらず私は今のあなたと同じセリフを言いました」
息苦しさの中、何のことだと言い返す前に、先ほどの自分の発言が原因かと思い返し、寸前で口を噤む。呆けた発言はこの状況では火に油だ。
体に乗り上げた脚が足の付け根を割って、乱暴に内側を擦りあげる。それは感覚では快楽より痛みに近く、ディケイドは小さい呻きを押し殺す。
笑いこそ収めたものの、ディケイドの腹の上に圧し掛かった男は興奮を抑えきれない声音で饒舌に続けた。
「覚えていませんか。あなたの執務室で服をすべて脱がされて、机の上で女みたいに脚を開いた」
「……」
「あなたは聞いてはくれなかった」
始終口端に湛えている笑みは女を口説く形のままどこまでも優しく柔らかく、同時に氷のような冷たさで。
「泣いて懇願しても可愛いと、愛していると、嘲笑いながら犯した」
断罪が降り注ぐ。罪人に焼印をつけるように、犯した過ちを決して忘れないように。
胸の上に置かれた男の両手は能力を発動していない。けれど冷たい汗がディケイドの首筋を伝った。
過去を語る口調は楽しげだったが、目が凄みを帯びて据わっている。
「『女のようになった』ですって? 私を『女』に仕込んだ本人が、笑わせないでください」
シャツの胸倉を乱暴に掴み、更に引き寄せられると、至近距離に迫った白い顔に、表情はぞっとする妖しさだった。間近で見る男の目がいまだ狂人のように、赤く光っていないだけマシと言う程、爛々と輝きを放つ。男は口端を歪に吊り上げた。
「今まで散々組み敷いた相手に嬲られるのは屈辱的ですか、プライドが痛みますか」
「……」
無言は肯定と同じに解釈されることは分かっているが、なんと答えていいか困惑している。
「でも、あなたがなくすものなんて、ほんの些細なものばかりですよ。私が手放した、失ったものに比べたら――」
人間以上の能力を手に入れた者が憎悪を、悲哀を、怨嗟を吐露する光景をディケイドはただ魅入る。
契約者となってから、男はディケイドへの態度を豹変させた。時に皮肉り、時に馴れ馴れしく、時に蔑み、稀にただの部下として。気まぐれな振る舞いはどうでもいいと言わんばかりで、それが屈辱的な束縛から開放された男の本心なのだと思っていた。
今この時まで。
「あなたの、せいで…」
「ノーベンバー11、君は…」
「あなたのために…っ」
繰言は戦慄きながら途切れて、男は俯いた。下卑た言葉を吐き出すことに疲れきった首がディケイドの胸に沈み、静かにそして淡々と、言葉は染み込んでいく。
「もし私が裏切るとしたら、あなたを殺していくでしょうね」
遅かれ早かれ彼の牙は自分に剥けられる。結論は既に出ている。
自分達が終わらせる方法はもう一つしか残っていない。ディケイドが男に殺されるか、あるいは男がディケイドに殺されるか。殺される前に動かなければいけない。――けれど、本当に他に方法はないのだろうか。
どちらかが死ぬしか進むべき道はないと分かっていながら、今この瞬間さえ、男が持つものが殺意なのか、懇願なのか図りかねている。期待と不安、恐怖と欲望が脳裏をよぎっていく。
とっくに心は離れているのに、体が触れ合えば情欲の衝動に襲われる、その真実、理由。
誰も自分以外の生物の心が分からない。人間だった頃も契約者となってからも男の本心がどこにあったのか、今どこにあるのかさえもディケイドにはまったく分からない。
「EPRは私を迎え入れる。あなたを殺したいほど憎んでいて、いつかあなたに切り捨てられる私を」
「違う、ノーベンバー。私は君が」
異を唱えようとしたが、男は無視して遮った。
「その目や舌や脳髄をぐちゃぐちゃにして、死体になったあなたのもとを去るのはどんな気分だろう」
顔を上げて男は微笑む。完璧な笑顔。
「新しく彼らの仲間に入るなら、必要なのは前いた場所の後片付けと手土産だ」
契約者は涙を流さない。合理的な思考。必要がないと排斥された数多の感情。利己的な生物。だから、男が泣くことはない。
なら、何故笑顔から伝わってくるのが、どうしようもない程の哀惜なのだろう。
泣けない代わりに笑う。あまりに強い憎しみが愛することに似ているように。感情の名が違っていても、向かう先にたどり着く場所が同じなら、何を幸福と呼べるのか。誰を自由だと思えるのだろうか。
「ねえ、合理的でしょう?」
今更手遅れなのだと分かりきっているからこそ、明かすことなどできない思い。言葉や形でなど、示せるはずがない。
囚われたのは仕掛けたディケイド本人の方だという、この喜劇めいた真実を告白したところでどうしようもなかった。
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